O-157とO-111の違い

O-157とO-111の違い

O-157とO-111の違い

- 概要 -

O-157とは腸管出血性大腸菌の種類のひとつ。O抗原と言われる血清型の抗原で、発見されたのが157番だったためにこの名前がついている。それに対してO-111は、O-157と同様、腸管出血性大腸菌のひとつで、111番目に発見されたためこの名前がついている。どちらも症状は似ており、激しい下痢を引き起こす。75℃以上で1分加熱すれば菌は死滅する。

- 詳しい解説 -

O-157とは腸管出血性大腸菌の種類のひとつ。O抗原と言われる血清型の抗原で、発見されたのが157番だったためにこの名前がついている。この菌はベロ毒素を作り出す腸管出血性大腸菌で、激しい下痢を引き起こす。

それに対してO-111は、O-157と同様、腸管出血性大腸菌のひとつで、111番目に発見されたためこの名前がついている。どちらも症状は似ており、激しい下痢を引き起こす。牛などの家畜の腸に住む菌で、感染ルートとして、表面に菌が付着した肉や、汚染された野菜をを加熱が不充分なまま食べた場合が考えられる。溶血性尿毒症症候群を合併した場合は重症や死亡例もある。ただし75℃以上で1分加熱すれば菌は死滅する。