アドヒアランスとコンプライアンスの違い

アドヒアランスとコンプライアンスの違い

アドヒアランスとコンプライアンスの違い

- 概要 -

アドヒアランスとは、薬の効果や副作用について十分な説明を受けた上で患者が納得し主体的に治療に関わること。それに対してコンプライアンスとは、医者から指示された服用方法を受動的に守ることである。前者では薬の飲み忘れや服用の中断が起こりにくい。

- 詳しい解説 -

アドヒアランスとは、患者が医者から薬の副作用や効果について十分に説明を受けたうえで、積極的に治療に関わり、自分で責任をもって服薬する態度のことである。

それに対してコンプライアンスとは、薬の決まった服用のしかたや服用の回数など、医者から指示されたとおりに患者が遵守する態度のことである。服用の決まりを守るという意味では同じだが、アドヒアランスは患者が積極的に関与し、主体的であり、コンプライアンスは患者が受身である点が大きくことなる。前者の場合、薬の飲み忘れや勝手な中断などが起こりにくくなるため、医療機関ではアドヒアランスという考え方が導入されている。