アトピーと皮膚炎の違い

アトピーと皮膚炎の違い

アトピーと皮膚炎の違い

- 概要 -

アトピーとは、アレルギーが原因の慢性的皮膚炎のことである。それに対して皮膚炎とは、アトピーも含め、皮膚に起きている炎症や湿疹の総称である。

- 詳しい解説 -

アトピーとは、アレルギー性疾患の一種で、アレルギー反応が皮膚に現れるための慢性的な皮膚炎、またその状態のこと。体質が関係しているため、治療は長期間かかることが多く、特効薬はなく、対症療法が中心である。しかし近年、アレルギーの原因物質をあえて体内に入れて徐々に体を慣らしていく減感作療法が確立されてきている。

それに対して皮膚炎とは、皮膚に炎症や湿疹が起きる病気、その状態のことである。原因としては、虫刺され、物理的刺激、金属アレルギー、植物かぶれ、紫外線、細菌感染などの外的要因や、食物アレルギーによるアトピー、ビタミン不足や病気による内的要因など、原因は多種多様で特定できない場合も多い。アトピーは皮膚炎の一種である。