- 概要 -
アトピーとは、アレルギー物質が原因となっている慢性的皮膚炎のことである。それに対して水虫とは、白癬菌が感染したことによる、湿疹や皮膚の剥落が起こる皮膚の疾患である。
- 詳しい解説 -
アトピーとは、アレルギー性疾患の一種で、アレルギー反応が皮膚に現れるための慢性的な皮膚炎、またその状態のこと。体質が関係しているため、治療は長期間かかることが多く、特効薬はなく、対症療法が中心である。しかし近年、アレルギーの原因物質をあえて体内に入れて徐々に体を慣らしていく減感作療法が確立されてきている。
それに対して水虫とは、白癬菌感染症のことである。これに感染するとジュクジュクした湿疹を伴うことが多いため水虫という。足に感染することが多く、保菌者と同じ足拭きタオルを使ったり、靴の中で指が湿った状態が続いたりすると発症しやすい。水虫の治療には、抗菌薬の塗布とともに抗生剤の服用する。