違憲と違反の違い

違憲と違反の違い

違憲と違反の違い

- 概要 -

違憲とは、国家の最高法規である憲法に違反している状態のことで、憲法違反とも言う。それに対して違反とは、法令、条例、協定などに背いたり、契約や規則を破ったりすることである。

- 詳しい解説 -

違憲とは、国家の最高法規である憲法に違反している状態のことで、憲法違反とも言う。憲法を守るべき主体は国家や行政機関であり、国民ではない。よって、国の行政措置や法令が憲法に照らし合わせて適正か不適正かが憲法訴訟で争われるとき、被告は公権力である。

それに対して違反とは、法令、条例、協定などに背いたり、契約や規則を破ったりすることである。この場合に、罪を問われたり罰則を与えられたりするものは団体や個人である。