イスラエル人とユダヤ人の違い

イスラエル人とユダヤ人の違い

イスラエル人とユダヤ人の違い

- 概要 -

イスラエル人とは、イスラエルという国家の国民である。ユダヤ人とは、ユダヤ教を信仰しているか母親がユダヤ人の者、と定義される。イスラエルはユダヤ人国家として1948年に建国されたが、国民のうちユダヤ人は75.3%、アラブ人20.7%、その他4.0%で、イスラエル人=ユダヤ人ではない。

- 詳しい解説 -

イスラエル人とは、地中海および紅海に面し後述するユダヤ人によって第二次大戦後建国された国家イスラエルの国籍を持つ者のこと。

一方ユダヤ人とは、紀元前から死海周辺に暮らしていた民族であり、他国の侵略を受け世界に移り住みながらも、今日まで独自の生活様式や宗教、言語を保ち続けている人びとのこと。各地で差別されて就ける職業も限られていたが、金融業を担って近代以降は経済力を武器に世界で影響力を持つようになった。第二次大戦当時、ユダヤ商人から戦争資金を得て力を借りたいイギリスがユダヤ人国家の建国を約束したため、戦後イスラエルが建国された。