イチジクとザクロの違い

イチジクとザクロの違い

イチジクとザクロの違い

- 概要 -

イチジクとは、無花果のことで、柔らかい果肉、赤茶色の皮、果実の内側に花が咲く果物である。それに対してザクロとは、石榴または柘榴と書き、赤い果皮の中には粒状の深紅色の果肉がぎっしりと入っている。熟すと果皮が割れる。

- 詳しい解説 -

イチジクとは、漢字で無花果と書き、赤茶色の果皮の果物のこと。アラビア南部原産の小高木の果実。無花果とは、花が無い果物、の意味だが、外側からは見えない果実の内側に小さな花が多数粒状についている。そのためつぶつぶした食感がある。果皮や果肉が柔らかく傷みやすいため、ジャム、シロップ漬け等に利用される。ヨーロッパでは料理にも使われる。

ザクロとは、赤い果皮の中にルビーのような色の小粒で半透明の果肉が入っている小高木の果物である。西南アジア原産で、日本でも古くから利用され、また仏教説話の「鬼子母神」の物語で馴染み深い。果肉の中には固い種があるが、果汁が多く、ジュースとしてよく飲まれている。