一等星と二等星の違い

一等星と二等星の違い

一等星と二等星の違い

- 概要 -

一等星とは肉眼で見える恒星のなかで最も明るく見える星のことである。二等星とは、一等星の0.4倍の明るさの恒星である。

- 詳しい解説 -

一等星とは、街頭や月明かりのない星空のなかで、肉眼で見える最も明るい恒星のこと。肉眼でかろうじて見える星は六等星と呼んだ。古代から近代まで、星の明るさの測度は目視によっていたが、観測技術が発達した19世紀以降は数量的に等級を表すことができるようになった。これにより、小数や一等級を超える明るさの場合は負の数を用いる。もっとも明るい恒星は、おおいぬ座のシリウスで-1.47等級である。ちなみに太陽は-26.7等級、満月は12.7等級である。

二等星とは、肉眼での見た目で一等星よりやや暗い恒星のことで、一等星の約0.4倍の明るさである。等級の基準となる北極星野(北極星のポラリスを含む)は2.0等級である。