医薬品と健康食品の違い

医薬品と健康食品の違い

医薬品と健康食品の違い

- 概要 -

医薬品とは、病気の治療、予防のために服用したり外用したりする薬のこと。それに対して健康食品とは、健康の増幅に効果が期待される食品のこと。医薬品を思わせる効果効能を謳うと薬事法違反になる。

- 詳しい解説 -

医薬品とは、病気の治療や予防のために服用したり、外用したりするもののこと。有効性や安全性は、ガイドラインに従って実施された試験によって、病気の治療、治癒の効果が確認され、審査、承認を受けたもの。医薬品は「科学的根拠に基づく医療 」(エビデンス・ベースト・メディシン(EBM))であることが根本的な前提である。副作用がある場合がある。医薬品の製造、輸入、販売には厚生大臣又は都道府県知事の許可が必要である。

それに対して健康食品とは、健康増進に効果があるとされる「食品」である。必要な栄養を補給したり、バランスの悪い食生活を補うために二次的・補完的に摂取する食品の一種。医薬品のような副作用はないが、過剰に摂取した場合は健康障害を起こす例もある。医薬品と違って、厳密な科学的検証は行われていないことも多く、具体的な効果を謳ったり、医薬品と誤解させるような商品説明や表示をラベルなどに記載したりすることは、無許可医薬品として薬事法違反になる。