- 概要 -
いよかんは日本で栽培されているかんきつ類の果物で、みかんとオレンジの交雑種である。一方オレンジとは、かんきつ類の代表的な果物で、日本ではアメリカ西海岸や南アフリカの栽培品種が販売されている。いよかんはオレンジに比べて皮が柔らかい。
- 詳しい解説 -
いよかんとはミカン科ミカン属の果物、ミカンとオレンジの性質を持つ自然交雑種で、酸味が少なく、甘みが強く皮が柔らかく手でむける。おもな産地は愛媛で、愛媛の旧名「伊予」の蜜柑、から伊予柑と名前がついた。
一方、オレンジはミカン科ミカン属の果物で、皮はやや固く、手でむくよりも、ナイフで実と皮ごと切り分けて食べる。味はいよかんに似ている。バレンシアオレンジ、ネーブルオレンジ、ブラッドオレンジという種類がある。バレンシアオレンジは、野球ボールくらいのまん丸な形をしたもので、ネーブルオレンジはヘソのような窪みがあるもの。ブラッドオレンジは果肉が赤い。流通しているオレンジの多くはカリフォルニアや南アフリカから輸入されたものである。