ウールとメルトンの違い

ウールとメルトンの違い

ウールとメルトンの違い

- 概要 -

ウールとは、ヒツジの毛のことで、織物の素材のことである。それに対してメルトンとは、毛のキューティクルが絡まって縮みやすいウールの特徴を活かして毛織物を縮絨させた生地のこと。メルトンウールともいう。

- 詳しい解説 -

ウールとは、ヒツジの毛から作った毛糸や毛織物、生地の素材のことである。ウールは保温性、吸湿性に優れており、特に秋冬の洋服の素材として用いられることが多い。それに対してメルトンとは、ウールを用いた生地の織り方の種類で、一度織り上げたウールの生地を縮絨(フェルト化)させて仕上げたものである。厚手で温かいため、冬のコートに用いられている。メルトンの語源は、イギリスの街の名前からつけた説と、加工方法を考案したハロー・メルトンという人物名からつけたという説がある。