うつとノイローゼの違い

うつとノイローゼの違い

うつとノイローゼの違い

- 概要 -

うつとは、うつ病のことで、心身のストレスがきっかけで、精神や心や感情に異常が起きる病気である。それに対してノイローゼもストレスが原因の心の病気を指すが、医学的疾患名ではなく、日常語としてもっとも気軽に使われている。

- 詳しい解説 -

うつとは、精神的ストレスや身体的ストレスが重なることで、脳の機能障害が起きて、物事を悪く捉えてしまう、憂鬱、無気力、不眠、死にたくなる、自己嫌悪する、などの症状が長期間続く状態のこと。治療法は薬物療法と行動認知療法などを組み合わせる。

それに対してノイローゼとは、神経症と同義語で、強いストレスによってさまざまな精神的な不調が起きている状態。うつの症状と似ているが、うつ病と診断されるほどではない軽い症状である。ノイローゼという病気はなく、医学的に用いられないが、日常語として、沈んだ気分や思い悩む状態を「ノイローゼ」と呼ぶことがある。うつは原因が複合的だったりはっきりしないことが多いが、ノイローゼは原因が明らかな場合が多い。またうつ病よりも症状が軽い。