エメラルドとサファイアの違い

エメラルドとサファイアの違い

エメラルドとサファイアの違い

- 概要 -

エメラルドは透明な緑色の宝石で、サファイアは透明な青色の宝石である。ダイヤ、ルビー、サファイヤ、エメラルドを4大宝石とするが、ルビーとサファイアは同じ鉱物に分類され含有する不純物の違いによって色が異なる。またエメラルドはアクアマリンと同じ鉱物である。

- 詳しい解説 -

エメラルドはペリルと呼ばれる緑柱石の一種で、クロムやバナジウムといった不純物が多く混在した、深い緑色の宝石のこと。アクアマリンも同じ種類だが、不純物の含有量の違いによって色が異なっている。天然では内部に瑕(キズ)を持ったものがほとんどで、流通するエメラルドは瑕を目立たなくする加工を行っている。瑕の少ないものほど高価である。

それに対してサファイアとは、コランダムという鉱石の一種。コランダムのうち不純物の少ないものを無色サファイアと呼ぶが、一般的には、青色の宝石として知られている。それは不純物として鉄とチタンを含んでいるために青色になる。クロムを含んだものは赤色をしておりルビーと呼ばれる。クロムの割合が低く赤色が薄い場合はピンクサファイアと呼ばれる。