エンジェルとキューピッドの違い

エンジェルとキューピッドの違い

エンジェルとキューピッドの違い

- 概要 -

エンジェルとは、キリスト教の聖書に登場する神の使いのことである。日本語では天使という。それに対してキューピッドとは、ローマ神話に登場する愛の神で、弓矢を手に持つ幼児の姿であらわされている。

- 詳しい解説 -

エンジェルとは、キリスト教の聖典に登場する、神と人をつなぐ存在、神の使いとして登場する存在である。一般的には天使と日本語訳されている。ユダヤ教、イスラム教にも似たような天使がいる。天使には二種類あり、ひとつは人間の青年と全く変わらない姿をしているグループ。もうひとつは、多数の翼や目を持つ異形の天使で、前者よりも高次の霊的存在とされる。しかし後世、美術などの影響もあり、前者の天使だけが広く知られるようになった。

それに対してキューピッドとは、ローマ神話における愛の神クピードー(Cupido)である。背中に翼があり、恋の矢を撃って恋愛成就の手助けをする存在であり、幼児の姿で描かれている。エンジェルとキューピッドは由来が全く異なる別のものだが、日本ではキリスト教のエンジェルとローマ神話のキューピッドが混同されている。