介護と福祉の違い

介護と福祉の違い

介護と福祉の違い

- 概要 -

介護とは、体の不自由な人の生活を助け身の回りの世話をすることである。福祉とは、介護も含めて、困っている人や弱者を助ける社会の仕組みのことである。

- 詳しい解説 -

介護とは、加齢によって体の機能が衰えた老人の身の回りの世話をすること、または、心身の障害によって自分の意思や自分の力で体を動かすことができない人の身の回りの世話をすることである。かつては介護は家族が行うものと考えられていたが、超高齢化社会となった今日では、誰もが年を取って介護が必要な状態になる可能性が高いため、介護保険を創設して、保険料や税金によって要介護者を支える仕組みができている。

それに対して福祉とは、老人介護、障がい者介護も含めて、社会的に困っている人たちの全てに救いの手を差し伸べるための思想であり、またその制度であり、手立てである。福祉の対象は、老人や障がい者だけでなく、貧困、子ども、病人なども含んでいる。