- 概要 -
カウンセラーとは、会話や様々な療法によって、心理的な悩みを解決に導くことを職務とする者のこと。臨床心理士から、自称カウンセラーまで、その能力やバックボーンは様々であるが、悩める人の増加によって需要は高まっている。一方、精神科医とは医者であり、治療の中心は投薬による。
- 詳しい解説 -
カウンセラーとは、様々な悩みを抱えている人の心理的な問題に会話や療法を通してアプローチをして、心理状態を改善することで悩みを解決する方法やアドバイスを行う職務の者のことをいう。カウンセラーの国家資格はなく、多種多様な「○○カウンセラー」は民間資格か「自称」である。学校など公的な場で認められていた臨床心理士も民間資格だったが、2017年度に「公認心理士」が国家資格として創設される予定。
それに対して精神科医とは、医師としての資格を持ち、精神や神経系の疾患をもつ患者に対して、治療や改善策を施す者である。カウンセラーは薬の投与が出来ないが、精神科医は医師であるので薬の投与ができる。心理的なアプローチよりも、症状を抑える方法を考え治療することが中心である。