- 概要 -
カスタードクリームとは、卵、砂糖、粉、牛乳を温めながら煮詰めてトロリとさせた甘いクリームである。それに対してプリンとは、卵、砂糖、牛乳（生クリーム）を混ぜて加熱して固めたお菓子のことである。市販のプリンではゼラチン等の凝固材で固めてあるものも多い。
- 詳しい解説 -
カスタードクリームとは、卵黄（または全卵）、砂糖を温めながらよく混ぜ、小麦粉またはコーンスターチを入れ牛乳で伸ばし、トロミがつくまで煮詰めたもの。トロミのある黄色がかったクリーム色である。シュークリームやエクレア、クリームパンの中身や、タルトの具に使うことが有名である。
それに対してプリンとは、本来はカスタードプリント呼ばれていた菓子で、卵、牛乳、砂糖から作られるカスタードソースを加熱して凝固させたもの。カスタードクリームはでんぷん質の粉を加えることでトロミを付けるのに対して、プリンは型に入れて加熱することで固めるという違いがある。しかし市販の安価なプリンでは、加熱による凝固作用ではなくゼラチンや寒天などの凝固剤を利用して固めている。