体と身体の違い

体と身体の違い

体と身体の違い

- 概要 -

体とは、人や動物の全身を指し、骨格的、生物的、肉体的な意味が強い。それに対して身体とは、心や精神も含めた人の全体を指す。また、体よりも丁寧な言葉として敬語を使う場面で用いられる。

- 詳しい解説 -

体とは、人や動物の全身を指し、生物的、肉体的な意味が強い。日本語の「からだ」の語源は魂の抜けた死骸「殻(から)+接尾辞だ」との説がある。「体」は元は體(骨偏に豊)と書いていた。

それに対して身体とは、心や精神状態も含めた人の全体を指すことが多い。また、体よりも改まった丁寧な言葉として用いられる。身体は音読みで「しんたい」だが、熟字訓の「からだ」という読み方が定着している。身の漢字は身篭った女の体を現しており、「身(み)」も「実(み)」も和語の意味は同じである。