感染症と伝染病の違い

感染症と伝染病の違い

感染症と伝染病の違い

- 概要 -

感染症とは、人がウィルスや細菌、真菌、寄生虫などの病原体に接触し体内に取り込む=感染することで発症する病気の総称である。一方の伝染病とは、患者の体内で増殖した病原体が対外へ排出され、その病原体に触れた他の人が感染し、連鎖的に患者数が増大する病気を指す。

- 詳しい解説 -

感染症とは、人がウィルスや細菌、真菌、寄生虫などの病原体に接触し体内に取り込む=感染することで発症する病気の総称である。

一方の伝染病とは、患者の体内で増殖した病原体が対外へ排出され、その病原体に触れた他の人が感染し、連鎖的に患者数が増大する病気を指す。感染症は病原体に感染すること、伝染病は人から人、動物から動物、動物から人へと感染が伝わること、すなわち伝染する病気、といえる。今日では伝染病の単語はおもに「家畜伝染病予防法」において使われる。かつての「伝染病予防法」は1999年に「感染症法」と改正され、伝染病の文言はほとんどが感染症に書き換えられている。