議院内閣制と大統領制の違い

議院内閣制と大統領制の違い

議院内閣制と大統領制の違い

- 概要 -

議院内閣制とは、国会議員のなかから内閣を選ぶ制度である。ただし半分以下は国会議員以外から選出することが可能。それに対して大統領制とは、国民が大統領を選ぶ制度である。

- 詳しい解説 -

議院内閣制とは、国会議員のなかから内閣総理大臣を選び、内閣総理大臣が内閣の行政大臣を任命する制度である。大臣の過半数は国会議員でなければならない。国会(衆議院)は内閣不信任決議を行うことができるし、逆に内閣総理大臣は衆議院を解散することができる。

それに対して大統領制とは、国会議員とは別に、国民が大統領を選ぶ制度である。実際には間接選挙で、どの大統領立候補者を支持するのか表明している選挙人を国民が選び、その選挙人の投票によって大統領が決まる。大統領が閣僚(各省の長官)を任命する。長官は議員の兼職ができない。議会は大統領や閣僚を不信任することはできず、大統領は議会を解散することはできない。