きしめんとほうとうの違い

きしめんとほうとうの違い

きしめんとほうとうの違い

- 概要 -

きしめんとは、愛知県の郷土料理の麺で、幅は約7〜8ミリの幅広である。それに対してほうとうとは、山梨県の郷土料理の麺で、塩を加えずに作った幅広のうどんである。

- 詳しい解説 -

きしめんとは、名古屋を中心とした愛知の郷土料理として有名な麺類である。小麦粉に塩と水を加えて捏ねてグルテンを形成し「コシ」を出す。生地を薄く伸ばして、うどんより幅を広めに切ったもの。名古屋のきしめんは、幅7〜8ミリ、厚さは1.5ミリ以下のものが多い。一般的なうどんより塩が多めで、コシが強いため、煮込んでも煮崩れしにくい。

それに対してほうとうとは、山梨県の郷土料理で、きしめんよりも太くひらべったい麺類である。材料は小麦粉と水で、塩を加えないで作ることに特徴がある。そのためグルテンの形成が弱く、コシが弱いため、煮込んだときにほうとうの表面がとけやすく、汁にトロミがでる。