給与と給料の違い

給与と給料の違い

給与と給料の違い

- 概要 -

給与とは、会社から受け取る金品の全てを指す。それに対して給料とは、諸手当や賞与などを除いた基本給の部分のことである。

- 詳しい解説 -

給与とは、給料と諸手当を足したものである。残業手当、家族手当、住居手当、賞与、ボーナスもすべて含んだもの。会社から受けとる報酬の全額である。この給与から控除額をひいた金額から所得税が計算されるため、所得税法で給与という言葉は定義されている。

それに対して給料とは、雇用者が従業員に対して支払う報酬のことであり、扶養手当や住居手当、残業代などは含めない基本給を指す。たとえば1日8時間の労働を条件とする雇用契約の場合、その8時間の分だけの労働対価にあたるものが給料とみなされる。しかし、給料を諸手当を含んだ概念とする意見もあり、定義の根拠は曖昧である。