給料と賃金の違い

給料と賃金の違い

給料と賃金の違い

- 概要 -

給料とは賃金は、ともに雇用者が従業員の労働の対価として支払う報酬のことであるが、特に給料は扶養手当や住居手当などの諸手当を除いた基本給を指す(しかし給料に手当てを含める他の説もある)。

- 詳しい解説 -

給料とは、雇用者が従業員に対して支払う報酬のことである。扶養手当や住居手当、残業代などは含めない基本給を指す。しかし、給料を諸手当を含んだ概念とする意見もあり、定義の根拠は曖昧である。

一方賃金とは、労働基準法において「賃金、給料、手当賞与その他名称の如何を問わず、労働の対償として仕様者が労働者に支払うすべてのもの」と定義されており、ここでは賃金の方を給料を含めた包括的な概念として用いている。しかし一方、所得税法において「給与所得とは、俸給、給料、賃金、歳費収び賞与並びにこれらの性質を有する給与に係る所得をいう」と定義されているように、給料と賃金は並列的に述べられている。