共済と生命保険の違い

共済と生命保険の違い

共済と生命保険の違い

- 概要 -

共済とは、生協、農協、全労済などの組合員が助け合いの目的で行う非営利事業である。生命保険とは、生命保険会社による保険事業で営利事業である。

- 詳しい解説 -

共済とは、協同組合の組合員が助け合いの目的で行う非営利事業である。生活協同組合(生協)、農業協同組合(農協)、全国労働者共済生活協同組合連合会(全労済)、都道府県共済などがあり、各共済により加入の条件は異なる。生協や全労済の場合は厚生労働省が監督し、消費生活協同組合法に基づく。農協の場合は農林水産省が監督し、農業協同組合法に基づく。非営利であるため、掛金が生命保険より安いこと、利益が出た場合は組合員に割戻しされることなどがある。

それに対して生命保険とは、生命保険会社による保険事業で営利事業である。監督省庁は金融庁で、保険業法に基づいている。共済と生命保険は似ているが、最大の違いは、生命保険の場合は保険会社が破綻した場合の公的なセーフティーネットがあるが、共済の場合にはそれがないことである。