キリギリスとトノサマバッタの違い

キリギリスとトノサマバッタの違い

キリギリスとトノサマバッタの違い

- 概要 -

キリギリスとは、バッタ目キリギリス科の昆虫である。鳴き声は「ギーチョン」。それに対してトノサマバッタとは、バッタ目バッタ科の昆虫で、鳴き声は「チキチキチキ」。キリギリスよりも体が大きく、背の低い草むらに生息する。

- 詳しい解説 -

キリギリスとは、バッタ目キリギリス科キリギリス属に属する昆虫である。目が小さく、触角が長く、からだは縦に平たい。鳴き声は「ギー、チョン」の繰り返しである。バッタよりも背の高い草むらに生息することが多い。成体では体長3cm〜4cm程度になる。メスの方が大きい。体の色、羽の色とも緑色または淡褐色である。メスの尾部には産卵管が突き出ている。雑食性で昆虫を肉食することもある。キリギリスという名称は、かつてはコオロギ類のことを指していた。

トノサマバッタとは、バッタ目バッタ科トノサマバッタ属に属する昆虫である。体の色は緑色か茶色で、羽の色は茶色と白が混ざっている。鳴き声は「チキチキチキ」という繰り返しである。キリギリスよりも羽の大きさが幅が広い。触角は短く、体が太く低く、後脚が短い。成体は体長3.5-6.5cmの大型のバッタで、メスの方が大きい。