銀杏とピスタチオの違い

銀杏とピスタチオの違い

銀杏とピスタチオの違い

- 概要 -

銀杏とは、イチョウの種のことである。殻の中の緑色をした部分が食用となる。それに対してピスタチオとは、ウルシ科カイノキ属の樹木の種である。殻の中の緑色の部分を食用する。イ銀杏は柔らかいが、ピスタチオは硬い。

- 詳しい解説 -

銀杏とは、イチョウの種のことで、固い殻に覆われ、中の胚は翡翠色である。イチョウの木は、雄株と雌株に分かれており、雄株の花粉が風に乗って雌株の胚珠と受粉すると、種子が成熟する。秋にオレンジ色で直径2センチほどの大きさに熟した果実のようなものが実るが、これは果実ではなく外種皮といい、種の一部である。その中の胚珠が銀杏がある。でんぷん質が多く、モチモチした弾力がある。オレンジ色の外種皮は悪臭を放ち、銀杏にも独特の香りがある。足の臭いと同じ成分である酪酸や、エナント酸、といった成分が悪臭の原因である。銀杏と書いて「いちょう」とも読むが、イチョウは木を指し、ギンナンは実を指す。

それに対してピスタチオとは、ウルシ科カイノキ属の落葉高木と、その種のことで、ナッツの一種である。熟した種子は硬く、鮮やかな緑色をしている。炒ってから塩味をつけたものが市販されている。他のナッツと風味が異なり、ナッツの女王とも言われる。緑色を生かしてペーストやお菓子のトッピングにい用いられることも多い。