- 概要 -
愚痴とは、自分の境遇や環境について不平不満を口にすることである。一方、悪口とは、自分以外の人間を悪く言うことである。
- 詳しい解説 -
愚痴とは、自分の境遇や環境について言っても仕方がないような不平不満を口にすることである。くどくどと同じことを繰り返し言う場合が多い。元来は仏教用語であり、無知で愚かな状態を指していた。
一方、悪口とは、自分以外の人間のことを悪く言ったり批判したり嘲ったりすること、また、その言葉を指す。日本の中世においては、武家法で悪口(あっこう)は規制、処罰の対象となっていた。今日でも、悪口が名誉毀損罪に問われる場合がある。