クラシックとレトロの違い

クラシックとレトロの違い

クラシックとレトロの違い

- 概要 -

クラシックとは、古典的、歴史的に残ってきた文化的に価値の高いもの、という意味がある。一方レトロとは、懐古趣味の意味で、懐かしさの感情を伴うものに対して使われる言葉である。

- 詳しい解説 -

クラシックとは、クラシックはclassと同じ語源で、もとは「格式がある」という意味を持ち、古代ギリシャ・ローマ時代の文化を模倣した芸術活動「古典派」のこと。クラシック音楽。転じて、長い歴史のなかで残った様式美のある文化的価値の高いものを指す。しかし数十年前のものでも、現在と比較して「クラシック」と形容する用例が定着している。「クラシックホテル」「クラシックカー」など。

それに対してレトロとは、レトロ「後ろ向きの」、スペクティブ「見方」という意味の英語に由来し、日本語では「懐古趣味」のことを指している。用例からは明治〜大正〜昭和までの文化を指すことが多い。クラシックと比べると比較的最近のもので、特に子どものころに見慣れたものなどを懐かしんだり、原風景として抱いているものに対してレトロという。