契約書と見積書の違い

契約書と見積書の違い

契約書と見積書の違い

- 概要 -

契約書とは、契約を締結するときに二者間で交わす文書のことである。それに対して見積書とは、契約の内容をあらかじめ確認するために見積もりを提示する文書のことである。

- 詳しい解説 -

契約書とは、二者の間で、売買、交換、賃貸、雇用、委託、などの契約を結ぶ際に、詳細な契約内容を記した文書のことである。この文書に当事者である両者が署名や捺印して、契約が締結される。法律的には契約書を必ず作る必要はないが、契約内容の確認や契約後のトラブルを回避するために契約書が作成される。

それに対して見積書とは、契約予定の内容を試算したものである。契約書は交わしても、見積書が不要な場合もあるが、例えば工事契約などの場合は、総額ではなく、項目ごとに予算を提示したものが見積書である。それによって、工事の内容や価格が適正かどうかを判断し、内容や金額に納得したあとで契約を交わすことになる。