元号と西暦の違い

元号と西暦の違い

元号と西暦の違い

- 概要 -

元号とは、君主の即位や記念的出来事にあわせて名称を変更する年号のことである。それに対して西暦とは、イエスキリストの生誕の年を元年として永続的に数えていく紀年法のことである。

- 詳しい解説 -

元号とは、日本独自の年の表わし方、紀年法である。始点が決まっていてそこから永続的に年を数えていく無限の紀元とは異なり、君主の即位や、記念的な出来事があったときに名称を変更する、有限の紀元である。新たな元号になると1年目から数え直される。日本の元号では、1年目を元年(がんねん)と言う。歴史上、日本の他に、中国、ベトナム、朝鮮などが元号を用いていたが、現在でも公的に元号を使用しているのは日本と台湾など一部である。

それに対して西暦とは、イエスキリストが生まれた年を元年とし、そこから年を数え続けていく紀年法である。西暦元年を紀元といい、紀元後をAD.○○年と書くが、アンノドミニ (Anno Domini) 「主の年に」の略である。紀元前のことはBC.○○年と書くが、Before Christ「キリスト後」の略である。