- 概要 -
玄米とは、米の籾殻だけを取り除き、ぬか部分は取っていない薄茶色の米のことである。それに対して雑穀米とは、ヒエ、キビ、アワなどの雑穀を混ぜた米のことである。
- 詳しい解説 -
玄米とは、米を包んでいる籾殻だけを取り除いた薄茶色の状態の精米していない米のことである。稲を刈り取って米だけを取り除いたとき、米はまだ籾という皮に包まれており、そのままでは食べられない。この籾を取り除いた状態が玄米である。都市部では玄米を精米して周りのぬか部分を取り除いた白米の状態で流通しているが、ぬかには食物繊維やビタミンBが豊富に含まれるため、健康目的や味を好んで玄米を炊いて食べる人も多い。稲作地帯では玄米の状態で売られており、コイン精米所で精米して持ち帰る。
一方、雑穀米とは、ヒエ、アワ、キビ、などの雑穀を混ぜた米のことである。赤米、黒米などの古代米を混ぜたものもある。五穀米ともいう。雑穀には、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富で、白米に混ぜて炊くことで栄養のバランスをよくすることができる。