工学と理学の違い

工学と理学の違い

工学と理学の違い

- 概要 -

工学は応用研究、理学は基礎研究、と言われる。工学は理学や化学の基礎研究を応用して、新しい技術をつくり、新しい製品を生み出す。理学は、化学、物理学、生物学、地学、天文学、数学などを含む。

- 詳しい解説 -

工学とは、未来をより良く便利にしていくことを主眼に、新しい技術の開発や発明を目指す学問である。英語で工学のことをengineering(エンジニアリング)というが、その語源であるengine(エンジン)はもともと「仕掛け」「器具」「機械」という意味だった。

それに対して理学は、現にある自然現象の謎を解明したり、理論を発見することを目指す学問である。化学、物理学、生物学、地学、天文学などが理学に含まれる。数学は抽象的、形而上的な分野だが、物理学や天文学に数学は不可欠な要素であり、大学では理学部のなかに数学科を配置している。工学もまた理学の研究をベースに新しい技術を生み出すことができる。