香辛料と香料の違い

香辛料と香料の違い

香辛料と香料の違い

- 概要 -

香辛料とは、香り、辛みを食品や料理に加える調味料のことである。スパイスだけでなく、香り付けに使われるハーブも含む。一方香料とは食品に香りをつける添加物である。天然香料や合成香料があり、合成香料は少量で香り付けすることができる。バニラビーンズは天然香料だが、バニラエッセンスは合成香料である。

- 詳しい解説 -

香辛料とは、少量の使用で食品に風味や香りや味を付け加える調味料の一種である。芳香性や刺激性のある植物から得られる。香辛料をスパイスとも言うが、ハーブも含めた総称として香辛料の方が幅広い概念である。馴染みのある香辛料は、ニンニク、ショウガ、コショウ、ネギなど。

それに対して香料とは、食品に香りや風味を加える食品添加物である。フレーバーとも言う。天然の香料もあるが、人工的に作られる合成香料も多く、例えば合成香料のバニラエッセンスはお菓子によく使われるし、フルーツジュースも100%のものであっても加工の過程で香りが飛んでいたり、強い香りを出すためにフルーツに似せた合成香料を用いていることがほとんどである。