国勢調査と世論調査の違い

国勢調査と世論調査の違い

国勢調査と世論調査の違い

- 概要 -

国勢調査とは、国の事業として全世帯を対象に人口動向などを把握する目的で行われる調査、統計のことである。それに対して世論調査とは、マスコミが特定のテーマに関して無作為に抽出した市民の意見を調査し統計をとることである。

- 詳しい解説 -

国勢調査とは、総務省統計局が全国民、全世帯を対象に統計をとるために行う調査で、国の事業である。男女の別、出生の年月、国籍、居住期間、就業状態、世帯の種類、世帯員の人数、住居の種類などが質問され、統計をとる。

それに対して世論調査とは、新聞やテレビなどのマスコミが、あるテーマについての市民の意見を問うために、ランダムに抽出した対象者に質問に答えてもらう調査である。政府の支持率や、政策に対する賛否を問うものから、社会問題に関するものまでテーマは自由に設定される。質問の仕方によっては答えを誘導することができるため、客観性に乏しい世論調査も存在する。