コケ植物とシダ植物の違い

コケ植物とシダ植物の違い

コケ植物とシダ植物の違い

- 概要 -

コケ植物とは、根茎葉の区別がなく地表や岩や木の表面などを覆うように繁殖する植物のことである。それに対してシダ植物とは、根茎葉の区別があり、普通の植物と同じように立ち上がっている。どちらも胞子で繁殖する。

- 詳しい解説 -

コケ植物とは、根茎葉の区別がない植物のことで、水や養分を運ぶ維管束も持っていないため表面全体で水分を吸収したり光合成をしたりする。胞子によって繁殖している。土や石にへばりついている部分は根ではなく、体を支えるための仮根である。

それに対してシダ植物とは、普通の種子植物と同じように根茎葉の区別があり、水や養分を運ぶ維管束を持っている。コケとシダの共通点は、胞子によって繁殖している点と、比較的湿潤な環境を好む種が多いことである。