- 概要 -
戸籍とは、国民一人一人の存在を証明する公文書である。それに対して本籍とは、戸籍が置かれている場所のことである。本籍地ともいう。
- 詳しい解説 -
戸籍とは、夫婦とその子どもをひとつの家=戸という単位として家族の氏名、続柄、生年月日、性別などを記録した公文書である。市区町村レベルの自治体が管理している。子どもが結婚すると、親の戸籍から分かれて独立する。
それに対して本籍とは、戸籍の所在地のことである。都道府県、市区町村、番地まで定められている。本籍地ともいう。現実の住所とは無関係な場所へも、本籍を移動することは自由である。また、本籍が決まっていることによって、たとえ引越しで現住所が変わっても、その人の存在を把握できる仕組みである。