小麦とライ麦の違い

小麦とライ麦の違い

小麦とライ麦の違い

- 概要 -

小麦とは、イネ科の植物で世界で最も多く栽培されている穀物の一つ。小麦粉からはパンやうどんやパスタなどが作られる。一方ライ麦とは、イネ科の植物で、寒冷で痩せた土地でも育つことから北欧を中心とした国々で栽培されている。ライ麦パンが有名。

- 詳しい解説 -

小麦とは、イネ科 コムギ属に属する一年草の植物。世界三大穀物(米、小麦、トウモロコシ)の一つで、世界で栽培されている穀物である。種子を粉にしたものが小麦粉となり、パン、菓子、パスタ、うどん、そうめん、ラーメンなどの原料である。小麦はグルテンというたんぱく質を多く含み、その含有量によって強力粉、中力粉、薄力粉、と種類が分けられ、用途に応じて使い分けられている。

一方ライ麦とは、イネ科ライムギ属の栽培植物である。別名、黒麦(クロムギ)という。英語ではrye(ライ)という。ヨーロッパ、北アメリカで栽培されており、寒冷な気候、痩せた土地など、小麦の栽培に適さないような環境でも育つため、東欧および北欧の寒冷地において栽培される。ライ麦の種子を挽いたライムギ粉はおもに黒パンに使われる。