ゴムと樹脂の違い

ゴムと樹脂の違い

ゴムと樹脂の違い

- 概要 -

ゴムとは、弾力があり柔らかい性質を持った高分子物質素材のことである。天然ゴムと合成ゴムがある。それに対して樹脂とは、樹木の脂(やに)を原料としたものを天然樹脂、合成的に作られたものを合成樹脂という。プラスチックも樹脂の一種である。

- 詳しい解説 -

ゴムとは、弾力があり柔らかい性質を持った高分子物質のことである。弾性ゴムとも言う。ゴムノキの樹液から作られる天然ゴムと、合成ゴムがある。天然ゴムが中南米からヨーロッパに伝わったのは15世紀以降で、それ以前から知られていたアラビアゴム(主に食品添加物として使われる)に似た感触だったため「ゴム」と名づけられた。

それに対して樹脂とは、元来は樹木の脂(やに)を原料とした粘性のある物質を指し、天然の素材からできたものを天然樹脂、石油を原料として合成的に作られたものを合成樹脂という。天然ゴムは天然樹脂であるともいえる。合成樹脂は、熱を加えると柔らかくなる熱可塑性樹脂と、熱を加えると硬くなる熱硬化性樹脂の二種類ある。可塑性が高く、様々な製品に利用されている。プラスチックも樹脂の一種である。