細菌と真菌の違い

細菌と真菌の違い

細菌と真菌の違い

- 概要 -

細菌とは、核膜を持たない原核生物で、病原菌や乳酸菌などである。一方、真菌とは、細菌よりも細胞が大きく真核生物で、キノコやカビや酵母のことである。

- 詳しい解説 -

細菌とは、バクテリアとも呼ばれ、1-10 μmの微生物である。核膜を持たない原核生物である。病気を引き起こす病原菌も細菌で、ブドウ球菌や肺炎球菌、大腸菌などがある。一方で人間に有用な最近も多く、乳酸菌をはじめ、人体にとってもなくてはならないものである。

それに対して真菌とは、キノコ、カビ、酵母などの総称であり、菌類とも呼ばれ、菌界に属する生物のことである。核膜を有する真核生物である。他の生物や植物に寄生して有機物を利用して増殖する。キノコは食物として世界中で人間に利用され、またカビや酵母を利用した食品の加工や保存の方法が発達している。人間にとって身近な菌である。