サイダーとラムネの違い

サイダーとラムネの違い

サイダーとラムネの違い

- 概要 -

サイダーとは炭酸飲料のことである。サイダーはもとはリンゴ酒の意味だった。一方ラムネは、もとはレモネード(レモン水)のことだったが、柑橘系の味を付けた炭酸飲料のうち、ビー玉で蓋をするビン詰めの物をラムネと呼ぶ。

- 詳しい解説 -

サイダーとは、フランス語のシードル(Cidre)が語源で、その英語読みである。もともと、シードルはリンゴ果汁を発酵させた発泡性アルコール飲料のことだったが、果汁と炭酸入りのソフトドリンクのことをサイダーと呼ぶ。人工香料で味付けをした果汁が入っていないものもある。

それに対してラムネとは、もともとはレモネード(lemonedo)が語源の日本語訛りの音写による言葉で、レモン系の風味がある爽やかな味の炭酸飲料のこと。特に、ラムネとして最初に売られていたものがビー玉で栓をしていあるビン入りだったため、今日でも「ラムネ」とは独特な形状のビンに入った炭酸飲料を指す。日本では、明治5年5月4日にラムネの製造が初めて許可されたことを記念して、5月4日は「ラムネの日」である。サイダーとラムネの違いは、はじめのうち、サイダーはリンゴ果汁入り飲料、ラムネはレモン果汁入り飲料、という区別があったが、かんきつ類の果汁を使ったサイダーが販売されるようになり区別が曖昧になった。瓶入りでビー玉で栓をしてあるものはラムネ、それ以外はサイダーである。