サクラマスとヒメマスの違い

サクラマスとヒメマスの違い

サクラマスとヒメマスの違い

- 概要 -

サクラマスとは、サケ目サケ科に属する魚で、一般にマスと呼ばれ、サケよりも身が厚い。海を回遊しながら成長し、川を遡上して産卵する。それに対してヒメマスとは、サクラマスと同じサケ科で、ベニザケと同じ種のうち川で一生を過ごす種のことである。

- 詳しい解説 -

サクラマスとは、サケ目サケ科の魚である。川で孵化した後、海に出て回遊しながら成長し(降海型)、産卵時期にまた川に戻ってくる性質がある。体長は最大で70センチほどになる。サクラマスのうち、陸封型と呼ばれる川で一生を過ごしたものをヤマメと呼ぶ。サクラマスとヤマメは生物学的に同一種である。

それに対してヒメマスとは、サケ目サケ科の魚で、降海型のベニザケと同じ種であるが、海に出ずに川で一生を過ごす湖沼残留型(陸封型)の魚を指す。体長は最大で50センチほどになる。サクラマスは川生まれ海育ちの魚、ヒメマスは生まれも育ちも川の魚、という点が大きな違いである。