さつまいもと鳴門金時の違い

さつまいもと鳴門金時の違い

さつまいもと鳴門金時の違い

- 概要 -

さつまいもとは、ヒルガオ科の植物で、栄養を蓄えた根の部分が食用となる。それに対して鳴門金時とは、高知県鳴門市周辺で栽培されているさつまいもの品種である。

- 詳しい解説 -

さつまいもとは、ヒルガオ科サツマイモ属の植物で、栄養を蓄えて肥大化した根(塊根)の部分がとくに食用として用いられている。別名、甘藷(かんしょ)ともいう。中南米が原産で、ポルトガル人やスペイン人によって東南アジアを経由して中国から日本にも伝わった。薩摩地方で栽培されたため、さつまいもと呼ばれるが、九州では中国から伝わったために「唐芋」と呼ぶことも多い。

それに対して鳴門金時(なるときんとき)とは、さつまいものの品種の名前である。四国徳島県の鳴門市が主な生産地で、鳴門海峡や吉野川周辺の砂地で栽培される。生産される鳴門金時は、関西圏でほとんど消費されている。「金時芋」と呼ばれているものは「川越いも」のことで、鳴門金時とは別の品種である。