里芋と長芋の違い

里芋と長芋の違い

里芋と長芋の違い

- 概要 -

里芋は丸く、毛に覆われたような外皮があり、ねっとりしたねばりがあり、煮物や汁物に入れて食べる。一方長芋は細長く、皮は薄く、水分が多くねばりがあり、すりおろしてとろろ汁として生食される。

- 詳しい解説 -

里芋とは、オモダカ目サトイモ科サトイモ属のイモで、東南アジアのタロイモも同じサトイモ科の植物。栄養素は、でんぷんが主成分で、食物繊維が豊富。里芋は煮物やけんちん汁や豚汁のような汁物に入れて食べることが多い。

それに対して長芋は、ユリ目ヤマノイモ科ヤマノイモ属である。ヤマトイモ、ヤマイモなどと同属だが、種は異なる。アミラーゼという熱に弱い酵素を多く含み、生食に適する。すりおろしてとろろ汁や山掛けとして食べたり、千切りにして和え物、お好み焼きの生地に混ぜたりする。里芋、長芋のどちらも、ネバネバした成分はムチンである。