サワーとハイボールの違い

サワーとハイボールの違い

サワーとハイボールの違い

- 概要 -

サワーとは、酸っぱいという意味の英語に由来し、かんきつ系のジュースで蒸留酒を割った飲み物である。しかし居酒屋では焼酎、甘いジュース、炭酸をまぜたカクテルの名前として使われている。一方ハイボールとは、ウイスキーをソーダ水で割ったカクテルのことである。

- 詳しい解説 -

サワーとは、英語で「酸っぱい」を意味するsourに由来し、蒸留酒を柑橘系の酸味のあるジュースで割って砂糖やシロップで甘みを加えたカクテルのことである。アメリカ、日本では、さらに炭酸を加えたものが一般的。本来のサワーとは別に、日本の居酒屋では、焼酎に多様なジュースや飲料と炭酸を加えたカクテルのことをサワーという。酎ハイ(焼酎をベースにしたハイボール)とほとんど同じものであるが、炭酸入りのものはサワー、炭酸入りでないものは酎ハイと区別する店もある。ハイボールとは、一般的にはウイスキーをソーダ、炭酸水で割ったカクテルのことである。ウィスキーだけではなく、スピリッツやリキュールをソーダやアルコールの入っていない飲み物で割ったものを指す。

語源は、開拓時代のアメリカの鉄道で、停止と進行の合図のためのボール信号がもとになっているという。列車の停車中にバーボンを飲んでいた駅員は、ボール信号が上がる(ハイ=high)とソーダ水でバーボンを割って一気に飲み干して駅に向かったことに由来するという説がある。