自然妊娠と体外受精の違い

自然妊娠と体外受精の違い

自然妊娠と体外受精の違い

- 概要 -

自然妊娠とは、性交渉によって子どもを妊娠することである。それに対して体外受精とは、男女どちらか、または双方に何らかの問題があって妊娠に到る可能性が低い場合に、取り出した卵子と精子を体外で受精させることである。

- 詳しい解説 -

自然妊娠とは、男女の性交渉によって放出された精子が卵子と結合して受精卵となり、細胞分裂しながら母胎の子宮内壁に漂着して胎児として成長することである。自然妊娠は、女性の排卵日の2,3日前から排卵日当日までに起こる。これは卵子の寿命が半日〜1日半と短く、精子の寿命の方が2〜3日と長いためである。

それに対して体外受精とは、排卵誘発剤によって卵子を取り出し、体の外で卵子と精子を結合させる操作を人為的に行って受精卵を作り、それを母胎に戻して妊娠を継続させる方法である。精子の動きが活発でない場合は顕微授精が行われる。