湿疹と蕁麻疹の違い

湿疹と蕁麻疹の違い

湿疹と蕁麻疹の違い

- 概要 -

湿疹とは、痒みを伴うポツポツと小さな発疹ができることである。蕁麻疹とは、強い痒みを伴う膨疹が広がることである。蕁麻疹の方が一気に強い痒みに襲われるが、数時間で収まることが多い。

- 詳しい解説 -

湿疹とは、皮膚炎の一種で、皮膚がポツポツと赤く盛り上がった発疹が広がり、痒みを伴ったもの。酷くなったり掻いたりすると体液がにじみジクジクするため「湿」疹という。回復までには少なくとも数日以上かかることが多い。急性の湿疹は接触性の虫刺され、あせも、薬品や植物かぶれが多く、食物アレルギーが原因の場合は慢性化しやすい。

それに対して蕁麻疹とは、皮膚が蚊に刺されたときのような1センチ以上の赤みと盛り上がりと強い痒みを伴った膨疹(ぼうしん)が多発し、また膨疹同士が繋がって広範囲の痒みや腫れが皮膚に生じること。原因は湿疹とほとんど同じである。食物が原因の場合は、数時間から半日程度で症状が消える。