- 概要 -
釈迦とは、仏教の開祖のことである。それに対して大仏とは、阿弥陀仏、大日如来、釈迦如来などの様々な仏をかたどった大きな仏像のことである。
- 詳しい解説 -
釈迦とは、仏教の開祖のことである。シャカ国の王子だったため、釈迦牟尼(シャカ族の聖者)と呼ばれ、それが略されて釈迦となった。恵まれた環境に育ちながらも人生の儚さや世俗の苦しみに関心を持ち続け、29歳で国と家族を捨てて出家、6年間の修行の末に悟りを開いた。悟った者という意味のサンスクリット語「仏陀(ブッダ)」、釈迦尊者を略した「釈尊」とも言われる。
一方大仏とは、仏教で信仰されている様々な仏をかたどった像のうち、大きさが数メートルあるような大きなもののことである。種類としては、阿弥陀如来、大日如来、釈迦如来、観音菩薩など、多種多様で、大仏という単語は、一つの仏をさすものではない。