三味線と琵琶の違い

三味線と琵琶の違い

三味線と琵琶の違い

- 概要 -

三味線とは、四角い形の共鳴胴と三本の弦と細長い棹のある楽器のことである。それに対して琵琶とは、楕円の球体を半分に切ったような形の共鳴胴があり、弦は4本である。

- 詳しい解説 -

三味線とは、弦が三本ある日本特有の有棹弦楽器。イチョウ型をした撥(バチ)で弦を弾いて演奏する。四角い形の胴から細長い棹が伸びている形である。成立は15世紀から17世紀ごろといわれている。胴に張る革は元来は猫の腹の革を使用していたが、現在は稽古用など七割が犬の革を使用している。

それに対して琵琶とは、唐(現在の中国)を経由して平安時代の日本に伝えられた楽器である。木でできた卵型を半分に切った楕円形の共鳴胴をもち、四本の弦をもち(古代には五本の弦の琵琶もあった)、バチで叩いて演奏するものである。