周波数と電波の違い

周波数と電波の違い

周波数と電波の違い

- 概要 -

周波数とは、電磁波が1秒あたりに波打つ回数のことである。それに対して電波とは、電磁波のうちで周波数300MHz以下のもののことである。

- 詳しい解説 -

周波数とは、電流、音波、電波などの電磁波が1秒当たりに繰り返し波打つ回数のことである。 光は目に見える電磁波で、その周波数はガンマ線、X線よりも低く、マイクロ波よりも高い。周波数は高いほど直進し、伝えられる情報量が多いが、エネルギーは減衰して遠くまで届きにくい。一方周波数が低いと、多少の障害物は越えられる。直進性は弱くなるが、遠くまで届く。FMラジオは高い周波数で、AMラジオは低い周波数なので、FMの方が音質が良い(情報量が多い)が放送を受信できる範囲は狭くなるのはこのためである。

一方、電波とは、空間を流れる電気エネルギーのことである。電気的な性質を持っており、無線機、テレビ、ラジオの送受信など、日常的に利用されている。電波は電磁波の一種で、周波数300MHz以下の電磁波を電波という。また、電波は水に弱く、エネルギーが減少する。例えば、雨の日に衛星放送の受信状態が悪くなるという減少がおこる。