純米酒と本醸造の違い

純米酒と本醸造の違い

純米酒と本醸造の違い

- 概要 -

純米酒とは、米、麹のみから作った日本酒のことである。それに対して本醸造とは、玄米の表層を30%以上削った、精米歩合70%以下の白米のみを用いた日本酒のことを指す。

- 詳しい解説 -

純米酒とは、米、米こうじ、水が原料の醸造酒のことである。醸造アルコールを使用せず、香りがよく濃厚な味の酒が多い。純米酒には、2003年までは「精米歩合70%以下」(玄米の表層を30%以上削り取る)の米を使うという製法の要件があったが、2004年以降は精米歩合に関わらず、米とこうじ米だけを原料にした清酒であれば「純米酒」と呼ぶことができるようになった。そのため、精米歩合によって異なった特徴の純米酒が商品化されてきている。

それに対して本醸造とは、純米酒の一種であるが、精米歩合70%以下の白米を原料に用いて造られたもの。精米歩合60%以下にした白米を用いたものは「特別本醸造酒」とする。